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[デュエマ論]アド問題を考える

  • 執筆者の写真: 黒羽
    黒羽
  • 2020年9月12日
  • 読了時間: 3分

更新日:2020年9月15日

昨今のデュエマ界を考えるとアドバンテージ(通称アド)を取ることこそが正義という風潮がある。無論悪いとは言わないが、カードの価値を金銭でしか見ることができなくなった人が多くなったようで少し寂しいような気持ちもする。


なぜそうなったかと言えば

  1. デュエマ公式の影響力の低下

  2. YouTubeの影響

が主な要因となっているからだろう。


タカラトミーの情報独占時代

まずは1の要因から考えてみよう。ドラゴンサーガ時代(2014年)くらいまではデュエマ界の情報発信を独占できていたのは間違いなくタカラトミーやコロコロである。この頃のDMYouTuberといえば影響力は皆無であったし、そもそも数がいなかった。

情報発信を独占していたタカラトミーはカードに権威付けをすることができた。主人公カードはマンガやアニメで活躍させることで時代の英雄になることができ、当時の少年たちはそんなカードに憧れを抱いたのである。


この頃のカードの価値基準というと「レアリティ」「漫画やアニメの活躍」が主であった。無論高いカードも憧れの対象になり得たが、それもタカラトミーが情報を独占できていたためある程度操作することができていたはずだ。


しかし、現在では多種多様な情報を仕入れる手段が確立され、タカラトミーの情報発信能力が低下した。

特に要因②の影響が大きい。


情報配信の民主化

2015年の革命編頃からYouTubeの影響力は確実に伸びてきた。

対戦動画、開封動画といったジャンルで動画を上がるようになったのは画期的なことであった。


デュエマの売り上げを伸ばすために行った革命であったが、同時期に情報独占も打ち破ってしまったのは皮肉なことである。


ジョリーザジョニーやジョラゴン系統の人気がそこまで高くないのもタカラトミーの影響力が落ち、権威付けをすることが難しくなった影響があるのだろう。

つまるところ、タカラトミーの情報独占時代は終わりを告げ、漫画やアニメの活躍でカードに権威付けをすることができなくなり、カードの価値は「大会での強さ」で決められることとなった。


YouTuberが広げた価値観

公式の影響力が落ちただけでは「アド」を求める価値観が広がる訳ではない。

ではいったい誰が広げたのかといえば他ならぬYouTuberである。ただしDMYouTuberだけが広げたのではない。元々ヒカルのように大金を使いアドを稼ぐというものはネット上で人気のあるコンテンツであり、DMYouTuberがアドを求めるのもその延長線上であった。


そして現在では多くのDMPがこの「アド」を求める価値観に染まっている。


今後求められるであろうもの

「これからはアドを求めるな!」と主張したいわけではない。もちろんカードの金銭的価値も大切であるし、その価値観は尊重したい。

だが、金銭的価値にのみ目を向けるようになりカードが持つ芸術性やロマン性に目を向けることができなくなるような事態が起きているのだとすればそれは非常に勿体無いことである。


カードの金銭的価値以外のものに目を向けれるようになってこそ、本当にデュエマを楽しめるようになるのだと思う。

 
 
 

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